電信の練習方法

第3級アマチュア無線技士以上の資格を得るためには電信(欧文のモールス符号)の受信が必要です。

電信を練習するための方法について説明いたします。

まず符号を覚えることが必要です。紙に書いてある ・− を見て覚えてもかまいませんが、 実際にモールス符号を聞いても紙にかいてある符号がすぐには頭に浮かんできません。頭に浮かんだ 符号をもう一度文字に翻訳するために、時間が掛かってしまいます。

おすすめするのは、符号を耳で聞いて覚える事です。

近くに電信をやっているOMさん(先輩)が、いらっしゃる場合には、OMさんにモールス符号を打ってもらって 練習するのが一番です。最初のうちは1文字打ったら5秒から10秒考える(思い出す)時間をとってもらってください。 この時点から書き取りの練習をして下さい。アルファベットは大文字・小文字、筆記体・活字体どれでもかまいませんが、 どれかに統一して下さい。(小文字で書いている場合、文章の頭を大文字にする必要もありません)

速い速度になると書く事が難しくなりますので小文字の筆記体をおすすめしますが、u・v・w・m・nなどの判別が 出来ないと減点になりますので、注意して下さい。筆記用具は、鉛筆が良いと教科書には 書いてありますが、試験中には消しゴムで消して訂正する時間が無く、斜線で消して修正しますし、試験場では力が入って 芯が折れてしまいますので、ボールペンの方がいいでしょう。

近くにOMさんがいない場合は各社から練習用のテープが販売されていますので、これを利用して下さい。

短時間で覚えようと思って、1日に何時間も練習することは無駄です。符号をすべて(アルファベット・記号・数字)覚える までは1日1時間程度、符号を覚えて速度を上げるためには、1日10分間から30分間程度までです。ただし、休まず 毎日練習してください。

この時点では送信の練習はいっさいやらないで下さい。正確な符号が感覚的につかめるようになる前に練習をすると、 くせのある、符号になる可能性があるからです。

また符号を覚えるときは、ヘッドフォンを使用してもかまいませんが、その後はスピーカーで、できれば離れたところに 置いて練習して下さい。(さらに出来れば少し騒音のある所で)試験場ではヘッドフォンは使いませんし、隣の人が書いている音、 車の音、その他の音が気になるものです。

早い人は1ヶ月、遅い人でも2ヶ月も練習すれば、1分間30文字位は受信出来るようになると思います。

そろそろ送信の練習を始める時期になりました。普通の電鍵での練習はOMさんの指導を受けて下さい。エレクトリックキーヤー (エレキー)の使用が簡単です。(最近ではプロの国家試験でも半数の人がエレキーで受験します。 アマチュア無線では送信の試験はありません。)

試験場では、あがりますので、試験の速度よりも10文字位は速い速度が受信できたほうがいいと思いますのでがんばって練習 して下さい。

速度を上げるためには、現在の速度の符号が90%位コピー出来るようになったら1分間5文字程度速度を上げます。時々、以前の 速度に戻して、正確(100%)に受信できるかどうかの確認もしてください。同じ文字ばかりを間違えるようでしたら、 OMさんに頼んでその文字がたくさん入った、テープを作ってもらって練習するのが一番です。

第3級の試験に合格した後も続けて練習していれば、1年後には第1級の実力はつくでしょう。半年もやらないと最初からやり直し ですから、第1級が取れるまでがんばりましょう。

私はこの方法により、3年間で第1級総合無線通信士の資格を取得しました。

FCCの試験を受験する場合は全ての記号や −・・・− (BT)等も受信することが要求されます。


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